就寝前の仕上げみがきでお子さんのむし歯を予防しましょう

むし歯は歯科医院での定期的な口腔ケアと毎日の正しいセルフケアで予防できる病気です。お子さんと一緒にブラッシングをして、その後、仕上げみがきをする。大切なお子さんの歯をむし歯から守るため、小さな頃から口腔ケアの習慣をつけてあげるようにしましょう。

寝る前のしっかりしたブラッシングが大切

だ液にはお口の自浄作用があります。だ液の分泌量は、眠っている間は極端に減少するので、お口の中は細菌が繁殖しやすい環境になります。だから、むし歯を予防するには、就寝前のブラッシングが効果的なのです。

おやすみ前は、お子さんと一緒にブラッシングしましょう。お子さんが自分でみがいた後には、親御さんが仕上げみがきをして、汚れをしっかり落とすことが大切です。

仕上げみがき

仕上げみがき

お子さんの歯が生え始めたころからケアが必要になりますが、いきなりブラッシングは難しいですね。まずは歯ブラシに慣れるため、何でもお口に入れる時期に歯ブラシを持たせてあげましょう。実際のケアは、ぬるま湯で濡らしたガーゼなどで親御さんがやさしく拭ってあげます。特に、眠っている間はだ液の量が減って細菌が増殖しやすいため、就寝前のお口のケア習慣が大切です。

仕上げみがきの姿勢
お子さんの頭を膝に乗せて仰向け(あおむけ)に寝せ安定させます。お子さんのお口の中を、上からのぞきこむような格好です。このときお母さんは笑顔であることが大切です。
歯ブラシ
ヘッドが小さめで奥歯までみがけるコンパクトな子供用の歯ブラシを選びましょう。毛先が開いたり、弾力性がなくなると、みがき残しが多くなります。早めに交換することが大切です。
歯ブラシの持ち方と力加減
余計な力が入らないよう、歯ブラシはペンを握るように持ちます。歯ブラシの毛先が寝ない程度の強さで、毛先を細かく動かせるよう力を入れすぎないのがコツです。
みがく順番
まず下の奥歯から始め、上の奥歯。次に下の前歯そして最後に上の前歯とみがきましょう。敏感な前歯の近くは最後にみがくことをおすすめします。
歯ブラシの動かし方
歯と歯の間は、歯ブラシの毛先を軽く差し込み、細かく動かします。左右に細かく10回ほど振動させ、少しずつ移動します。

みがき残しになりやすい歯とそのケア方法

みがき残しになりやすい歯

唇をひっぱって、見えている部分をみがきましょう。上の歯の頬側、下の歯の舌側は意識してみがくようにしましょう。

最後に、いろいろな角度から口の中をのぞきこみ、みがき残しがないかをチェックすることが大切です。

部位別ケア方法
奥歯の溝 奥歯の溝は食べカスがつきやすく、だ液では流されにくい場所です。丁寧にブラッシングしましょう。
奥歯の歯と歯の間 奥歯のすき間は歯ブラシが届きにくく、汚れが溜まりやすい場所です。口を閉じ気味にすると歯ブラシが奥まで入りみがきやすくなります。
上下の前歯の歯と歯ぐきの境目 歯と歯ぐきの境目はプラークが溜まりやすい場所です。毛先の位置を確認しながらみがきましょう。上唇の裏のスジに歯ブラシが当たると痛いので、人差し指でガードしながらみがくのがコツです。
上の前歯の歯と歯の間 上の前歯はだ液が届きにくい場所です。汚れが溜まりやすいので、歯と歯の間にしっかり毛先を入れてみがきましょう。

~先生からのメッセージ~

夜寝る前のブラッシングはむし歯予防にとても効果的です。お子さんと一緒にみがく習慣をつけましょう。親子で共有する楽しい時間にするためにも、ブラッシングの歌などを歌いながら、仕上げみがきをするようにしましょう。お子さんが仕上げみがきを好きになることは、口腔ケアにとって大きな一歩です。

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